(Half Price Ticket Booth）
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ウェストエンドの芝居やミュージカルについては、売れ残った当日券が、地下鉄レスター・スクェア（Leicester Square）駅と同ピカデリー・サーカス（Piccadilly Circus）駅の中間くらいに位置する小さな公園の中、時計台が屋根の上に乗った小屋で売りに出されるから、行ってみよう。
ここは1980年以来ロンドン演劇協会（The Society of London Theatre）が運営する唯一公式な半額券売場。文字どおり「半額券売場」（Half Price Ticket Booth）の名前で長年親しまれてきたが、2001年夏から正式には“tkts ticket booth”との名称になった。見慣れない“tkts”の文字は、tickets（チケットの複数形）の略か。この近所にはチケット業者の店も多く、中には観光客がここと間違えそうな紛らわしい看板をわざと掲げている所もあるから、注意したい。 時計台が乗ったこの小屋の脇には、昼公演用、晩公演用の掲示板がそれぞれ立っていて、そこにきょう券が売り出されている芝居やミュージカルのタイトルがずらりと並ぶので、それらを眺めて、見たい演目を決め、昼公演用の窓口もしくは晩公演用の窓口に連なる列に並ぶ。並ぶ列を間違えないこと。まれに（昼公演が極端に少ない時など）人件費節減の為か、晩公演の窓口で昼公演の券も売ることがあるけれど、たいていはそれぞれ売り出す窓口が別。 例外もあるが、料金は基本的に額面の半額、プラス（１枚につき）２ポンド50ペンスまでの手数料。支払いは現金（イギリス・ポンド、ユーロ）の他、クレジット・カードまたはデビット・カード（Mastercard, Visa, Switch/Maestro, Solo)、シアター・トークン（Theatre Tokens＝商品券の劇場版みたいなもの）が使える。小切手やトラベラーズ・チェックは受け付けない。前の方の席から順に売っていくので、あれこれ席を選んだりすることはできない。 当日半額券売場が開くのは、月曜日〜土曜日が朝10時〜晩７時まで。日曜日は昼公演のみの販売で、正午〜３時（もっとも日曜日に公演をする劇場は非常に少ない）。きょうチケットが売り出される演目を当日半額券売場に行く前に確認しようと思ったら、Official London Theare Guideの中、What's on Sale Todayのページでチェックするとよい。毎朝10時〜11時（イギリス時間）の間に更新される最新情報を見ることが出来る。尚、電話による問合せは出来ない。 |
| 公園中央にはシェイクスピア像 | |
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これが唯一公式の当日半額券売場
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ロンドン演劇協会は2004年からロンドン東郊ドックランド軽便鉄道（DLR）のカナリー・ウォーフ（Canary Wharf）駅プラットフォーム 4/5にも同様の当日半額券売場を開いていたが、2007年９月に閉鎖となった。代わりに、2008年６月からロンドン北郊のブレント・クロス（Brent Cross）にあるショッピングセンターに売場がオープン。この近辺に住んでいる人ならともかく、日本からの観光客がわざわざ立ち寄りそうな場所ではないが、一応お知らせまで。 こちらは、月曜日〜土曜日の朝10時〜晩７時、日曜日は正午〜晩６時まで開いている。クレジット・カードやデビット・カード、シアター・トークンの他、ブレント・クロス・チェックというのが使えるが、普通の銀行の小切手やトラベラーズ・チェックは使えない。現金も使えないとのことなので要注意。 |
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